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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2018年5月17日(木)№301
介護保険ーー保険あって介護なし。制度がくらしを破壊!?
介護保険料8,000円!?
 今年4月から全国的に65歳以上の方の介護保険料が値上げになりました。調布市の場合、介護保険料基準額(本人非課税で同一世帯に市民税課税者がいる方)が400円値上げされ月5,600円に。
介護保険が導入された当初の保険料は3,100円でしたが、高齢化とサービス量の増加でこのままだと2025年には8,000円になると、市は予測しています。今年は後期高齢者医療保険料も上がしましたが、年金の支給額は上がる見込みはなく、高齢者の生活は追い詰められています。
 介護保険も医療保険も、被保険者の収入がどれだけ低くても、保険料・利用料共に負担しなけれななりません。介護保険の場合、最低保険料(世帯が非課税かつ本人の前年中の年金収入とその他の所得の合計が80万円以下の方)は月2,520円です。しかも、介護保険料は基本的には年金から強制的に天引きさます。天引きではなく納付書で支払うのは年金額年間18万円未満の方ですが、こうした方々の滞納者が毎年増加しており、滞納2年以上になると利用料が3割になるペナルティの対象者も増えています。また、利用料が払えないために、介護保険のサービスを使えないという事態も生まれています。
高すぎて使えない
 先日、80歳代の方から「夫が寝たきりで、介護が大変」とのご相談がありました。介護保険の利用について伺うと「利用料が高いのでサービスの量を制限している。特養も申し込みたいが、高くて申し込めない」とのこと。このご夫妻の住まいは持家ですが、収入は年金のみで夫は月約6万円、妻は月約3万円。元気な時はなんとか細々と生活出来たとのことですが、夫が倒れ、病気や介護の負担がくらしを直撃。頼りにしていた介護保険は利用料が高くて、十分なサービスが受けられず、妻が全面的に介護を担うことになったのですが、高齢なため、おむつ交換や入浴介助をすることは難しく、夫の健康状態も悪化するという事態になっていました。施設入所についても検討したようですが、市内の特養は入所費用が高く、夫の入所すると、妻の生活が立ち行かなくなる状況で、断念したとのことでした。少ない年金から保険料だけは強制的に払わされて、介護が必要になったら利用できない…本来くらしを支えるはずの介護保険制度によってくらしが破壊される…、おかしすぎます。
くらしを支える制度に
 介護保険制度の財源は、国の負担は4分の1、都・市あわせて4分の1、残りの2分の1は被保険者の保険料。サービスの充実や利用料の軽減をすると保険料引き上げにつながります。制度導入当初から財源における国庫負担の低さが問題でしたが、もう、限界です。市民のくらしを支える制度に!介護保険制度の抜本的な改善を実現するために頑張ります!