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むとう千里の「はっぴぃ通信」
2018年1月11日(木)№296
誰もが輝ける人生を!一生懸命を応援する社会に。
 新しい年がスタート。8日は成人式が開かれました。新成人代表から「一人ひとりのこれまでの歩みは様々だったと思う。今こうやって一緒に成人を迎えられた。これからも前を向いてがんばろう!」と元気な挨拶がありました。これからの人生、順風満帆とはいかないこともあるでしょう。でも、だれもがそれぞれの色で輝く人生を歩んでほしいと思いました。
社会の矛盾が
 非正規雇用、長時間過密労働、過労死etc…。私たちをめぐる労働・生活の条件は大変厳しいものがあります。とりわけ、ひとり親家庭に対する社会の矛盾は、より深刻です。
 2016年の日本の相対的貧困率は前回(13年)調査よりも0.5ポイント減少し15・6%。子どもの貧困率は13・9%と2.4ポイント改善しました。しかし、ひとり親家庭の貧困率は50%を超え50・8%。母子世帯のうち生活が苦しいと答えている割合は82・7%、貯蓄がないと答えている世帯は37・6%と依然として高い水準です。
家庭を丸ごと受け止めて
 昨年末、母子家庭のお母さんが職場で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。彼女は6年前に夫と死別、懸命に2人の子どもと生きてきました。母子家庭になった当初、精神的に不安定なことも多く、仕事に着くことは不可能でした。子どもは学校に行かなくなり、家族で引きこもりのような状況になっていた時期もありました。1年ほど前から福祉関係の職場で常勤として働き始め、子どもも学校に通うようになった矢先の悲報でした。
 調布市のひとり親世帯は2015年の国税調査では1286世帯で、そのうち母子世帯は1124世帯。05年の調査より100世帯上増加しています。市では、2年前からひとり親世帯への支援、相談体制を強化。専門職を含む常勤の母子父子自立支援員及び婦人相談員を複数配置、非常勤特別職の就労支援専門員を複数配置し、ある時は病院の付き添い、ある時は不登校の子どものお迎えもするといった形で、問題を抱えている家庭丸ごとのサポートを実施しています。また、2年前にスタートした子ども・若者総合支援事業「ここあ」では、ひとり親家庭などを対象に、学習支援や居場所事業を実施し、あわせて保護者の相談にもきめ細かに応じています。
 前述の彼女もそうしたサポートを受けながら、夫亡き後の厳しい状況を乗り越えようと頑張っていました。でも、子育て、仕事の過重な負担が彼女の健康をむしばんでいたのです。
生活費の支援が不可欠
 市では、就労支援にも力を入れていますが、正職はほとんど無いという現状。改めて、生活を支える児童扶養手当などの増額が欠かせないと痛感しました。
 政府は生活保護の母子加算を大幅に削減する方針です。必死に生きている人たちへの仕打ち、絶対に許せません。