軽いフットワークで市民の声を政治に活かします
前号へ
次号へ
むとう千里の「はっぴぃ通信」
2017年1月12日 №292
70年の節目迎えた憲法、骨抜きにさせない努力をみなさんと
 新しい年が始まりました。私は名古屋の実家で家族そろって初詣に行きました。我が家は、年末年始と病気やケガが続き、何よりも大切なのは、家族が元気でいることと痛感。みなさんも、健康第一で健やかな1年が送れますように。

 年末に、ママたち主催の「憲法カフェ」に参加しました。会場にはママや子どもたち、講師の方も市内で子育て中の弁護士さんで、とても和やかな雰囲気でした。
 憲法といえば今話題になっているのは、第9条「戦争の放棄」や第99条「立憲主義(権力を制限して、国民の権利・自由を保障するもの)」です。もちろん、これらの問題は重要ですが、カフェでは、普段の生活では遠いと感じる憲法が、実は、今の私たちが当たり前と思っている暮らしに欠かせないものであることを学びました。

 憲法14条「法の下の平等」・24条「両性の本質的平等・婚姻の自由」によって、すべて国民は平等であること、婚姻は両性の合意のみに基づいて成立することがうたわれています。戦前は、女性には選挙権も財産権もなく、戸主の同意のない結婚は認められていなかった。また、姦通罪は女性のみに課せられました。明治・大正、昭和の初めが舞台のドラマや小説で、女性が家の決めた結婚に従わなけらばならなかったり、命がけで駆け落ちをする話があることに、なるほどと納得です。日本国憲法が誕生し、日本の女性は初めて人としての権利や自由を手にすることができたわけです。今では、そんな時代があったことは遠い昔のようですが、まだ70年前のこと、祖母が母や父を育てていた時代です。
 一方で、今だに女性に厳しい問題は沢山あります。憲法で保障された人としての権利を花開かせるのは、私たち世代で!と思いました。
 憲法19条「思想良心の自由」、20条「宗教の自由」も、日本国憲法によってはじめて保障されました。憲法で保障されていないとどうなるか…明治憲法下では、宗教の制限は憲法にはありませんでしたが、保障もされていなかったので、法律で制限するまでもなく、国会を通さずに政令や省令で簡単に制限することができました。

 第1条「国民主権」、第11条「基本的人権の尊重」、第9条「平和主義」の三大原則をもつ日本国憲法は、今年施行70年の節目を迎えます。国会では、憲法審査会で議論が行われています。また、自民党は「自由民主党憲法草案」を公表、改憲に突き進もうとしています。
 施行70年で、日本国憲法は空気のように暮らしに溶け込んでいます。私たちの当たり前の生活は憲法の1つ1つの条項で保障されていることを知り、もっと沢山の人とこのことを語り合いたいと思いました。
 子どもたちに今のままの憲法を渡すために、今年の合言葉は「憲法12条しよう!」